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処刑された悪役令嬢、十年前に戻ったら私を殺した王子の余命が30日でした。

作者:刻音
最終エピソード掲載日:2026/09/20
「最後に言い残すことはあるか?」

身に覚えのない王太子暗殺未遂の罪を着せられ、婚約者だった王太子レオンの命令で処刑された令嬢セシリア。

しかし次に目を覚ますと、彼女は十年前、十三歳の自分に戻っていた。

今度こそレオンには近づかず、静かに生きる。

そう決めたセシリアだったが、幼いレオンの頭上に奇妙な文字が見える。

《死亡まで、あと30日》
《死因――セシリア・アルフォード》

私が、レオンを殺す?

未来を変えるため、セシリアは自分を処刑した男を救うことを決意する。

だが暗殺を阻止しても、事故を防いでも、レオンの死の運命は消えない。

それどころか調べるうちに、一度目の人生で自分を処刑したレオンが、最後までセシリアの無実を信じていた可能性が浮かび上がる。

ならば、なぜ彼は彼女を処刑したのか。

誰が二人を陥れたのか。

そしてなぜ、セシリアがレオンを殺す未来が決められているのか。

やがて彼女は知る。

十年前に戻ってきた人間は、自分一人ではなかった。

一度目は王子が令嬢を殺し、二度目は令嬢が王子を殺す。

ならば今度こそ――二人とも生き残る未来を掴んでみせる。
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