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双剣戦記 -泡沫の揺籃-

――『守るって決めた。助けるって――約束したんだ!』
 剣聖の技を継ぐ少年は、追われる少女の手を取り逃げる。
 未踏の遺跡の深奥、数多の運命の交わる揺籃(ゆりかご)へ至る道を――。


 ――かつての戦争での活躍により、英雄としての名声をもつ剣術の師匠とともに、サイメルという城塞都市を訪れた少年、アルファート。
 彼は師匠と別行動を取っていたところ、ピュティアという幼い少女を、彼女を追う兵士たちから助けることになる。しかし相手は多勢、追い詰められた二人は、用水路に繋がる街中の小さな遺跡に逃げ込むが、その先に、存在だけは噂されていながら、しかしいまだかつて誰も見つけられなかった、都市の地下に広がる、大遺跡への道を見出す。
 この遺跡を抜ければ、都市を脱出できるかも知れない――。
 己の中の正義感と、そして――胸のうちにくすぶる罪悪感に突き動かされ、少女の手を取り、遺跡に挑むアルファート。
 しかし、時を同じくしてその遺跡に足を踏み入れるのは、彼らを追うミルドアーク教国兵と、それを指揮する貴族、ユタンだけではなかった。
 ミルドアーク教国とサイメルを巡って長年争い続けてきた、アザンティ王国の兵士たちと、その先頭に立つ騎士、オルフェ――そして彼が連れる、謎めいた少女。
 北の大帝国の密命を負わされた、アルファートの師、剣聖カロン。
 世界の成り立ちを識るかのような、学者を名乗る青年ワイズと、その助手の少女ケイナ。
 一様に、導かれるように遺跡の深奥を目指す彼ら。
 そこに眠るという、『悪行(マレフィキア)』とは何なのか。
 ピュティアはなぜ追われるのか――。
 逃亡劇の中、様々な事実を知っていくアルファートは、三つの国それぞれの思惑に、かつてサイメルを支配していた亡国、テメニアの妄執までが絡み合う――この深い地下遺跡での過酷な戦いを、ピュティアを守って生き抜くことができるのだろうか。
序章
 運命と約束
2018/04/25 07:00
一章  砂が誘い、水が導く回廊
2.師弟の夜
2018/04/27 07:00
3.出会い
2018/04/28 07:00
4.地下へ
2018/04/30 07:00
5.ピュティア
2018/05/03 07:00
6.開かれた門
2018/05/04 07:00
二章  思いが、路が、交わる遺都
1.地底の都
2018/05/05 07:00
2.教国にて
2018/05/07 07:00
3.追跡者たち
2018/05/09 07:00
5.生い立ち
2018/05/14 07:00
6.窮地
2018/05/16 07:00
7.欠素者
2018/05/19 07:00
8.その面影に
2018/05/21 07:00
三章  揺籃に至る道。望み、望まぬ道
1.亡国の幻影
2018/05/28 07:00
2.最善の後悔
2018/05/30 07:00
3.膨らむ疑念
2018/06/02 07:00
5.帝国からの依頼
2018/06/06 07:00
7.一人の少女
2018/06/11 07:00
8.存在理由
2018/06/13 07:00
四章  泡沫の夢。人の夢
1.賢人たち
2018/06/18 07:00
2.深奥の揺籃
2018/06/20 07:00
3.再会
2018/06/23 07:00
4.世界創造『異説』
2018/06/25 07:00
6.『悪行』
2018/06/30 07:00
終章
 願いと誓い
2018/07/01 08:19
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