元トラック運転手の俺、ダンジョン宅配を始めたら攻略クランが俺なしで潜れなくなった
最新エピソード掲載日:2026/09/25
新藤保(しんどう・たもつ)、四十歳。二十年間、路線トラックのハンドルを握ってきた。街にダンジョンが空いても仕事は変わらなかった。積んで、走って、時間どおりに降ろす。それだけの毎日だった。
会社が探索事業に鞍替えした日、保は切られる。これからは潜れる人間が要る、運ぶだけの人間はもう要らない、と。
再就職の当てはない。保は台車とロープと養生テープを積んで、ダンジョンの入口に立った。誰も引き受け手のいない仕事が、一つだけ余っていたからだ。——中にいる探索者へ、物を届けること。
保は道を均し、荷を養生し、伝票に書かれた時刻に荷物を渡す。戦えないので、それしかやらない。
やがて探索者掲示板に、妙な書き込みが増え始めた。三十七層で荷物を受け取った、という報告が。
ほのぼの・有能証明・掲示板が騒ぐ話です。完結まで書き上がっています。
会社が探索事業に鞍替えした日、保は切られる。これからは潜れる人間が要る、運ぶだけの人間はもう要らない、と。
再就職の当てはない。保は台車とロープと養生テープを積んで、ダンジョンの入口に立った。誰も引き受け手のいない仕事が、一つだけ余っていたからだ。——中にいる探索者へ、物を届けること。
保は道を均し、荷を養生し、伝票に書かれた時刻に荷物を渡す。戦えないので、それしかやらない。
やがて探索者掲示板に、妙な書き込みが増え始めた。三十七層で荷物を受け取った、という報告が。
ほのぼの・有能証明・掲示板が騒ぐ話です。完結まで書き上がっています。
第1話 クビになった日も、荷物は時間どおりに着く
2026/09/22 07:00
第2話 「規則です」と言われた。俺には、その規則がなかった
2026/09/22 07:00
第3話 依頼主に、俺が最初に訊いたこと
2026/09/22 12:00
第4話 午前四時に町工場の戸を叩いたら、殺すと言われた
2026/09/22 12:00
第5話 届かなかった日も、十一時ちょうどに上がった
2026/09/22 18:00
第6話 「邪魔。死ぬよ」と言われた。返す言葉がなかった
2026/09/22 18:00
第7話 三日連続で「何も起きなかった」と書いた
2026/09/22 21:00
第8話 二十年ぶんの声を出したら、通路が止まった
2026/09/22 21:00
第9話 第九層で、俺は手を合わせずに伝票を出した
2026/09/22 23:00
第10話 【謎】ミナトの九層、最近やたら安全じゃね?
2026/09/22 23:00
第11話 時間どおり、お届けに上がりました
2026/09/23 07:00
第12話 「遅れたら二度と頼まない」と言われた
2026/09/23 12:00
第13話 礼は言われなかった。缶コーヒーが飛んできた
2026/09/23 19:00
第14話 紙に時刻を書き出したら、一本はみ出した
2026/09/23 22:00
第15話 朝五時。門限の前に、扉が開いた
2026/09/24 07:00
第16話 十二分で、道は戻った
2026/09/24 12:00
第17話 やり直し七往復。あと何回、と数えながら歩く
2026/09/24 19:00
第18話 降り口だけは、何度通っても静かにならない
2026/09/24 22:00
第19話 「遅れたら人が死ぬ」と言われたので、断りました
2026/09/25 07:00
第20話 四十分遅れました。それだけです
2026/09/25 12:00
第21話 荷がない台車は、こんな音がする
2026/09/25 19:00
第22話 荷を降ろす相手がいない荷は、ただの重い箱だ
2026/09/25 22:00