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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

毒殺科に転生したので、暗殺者訓練施設で3人の子供達を育てます!〜私を殺すはずのラスボスが、何故か楽しげに近寄ってくるのですが〜

作者:たんぽぽ
最終エピソード掲載日:2026/10/02
 子供は、希望に満ちたその瞳でお日様の下を元気に駆け回るもの。決して、絶望を通り越した感情の無い瞳で、虚ろに虚空を見つめる存在では無い。

***

 私の名前はファイ。早くに両親が亡くなって、今は暗殺者訓練施設の毒殺科に所属する、8歳女子だ。
 私には前世日本の記憶があるが、ぼんやりと覚えている事は、日本の文化と生活、小さい子供を育児していた記憶くらいだ。前世の記憶、使えないものである。

 いつも通りに毒殺科の訓練を終えて廊下を歩いていると、窓と反対側の扉から灯りが漏れているのに気がついた。
 何となく気になってそっと中を覗いてみると、5歳くらいの男の子達が、ぼんやりと焦点の合わないまま、虚空を見つめている。
 ボサボサの髪に、包帯を巻かれた細い手足。顔色は良いとは言えず、ボンヤリと虚空を見つめるその目に、光は無い。

 この子達は、恐らくこの暗殺者訓練施設の総合エリート科、シグマ先輩が教えている子供達だ。
 この子達を構い出したら、そのうちにシグマ先輩に目をつけられて、始末されるだろう。
 でも、命を大事にする前世日本の思想を持っている私は、多分暗殺者には向いていない。
 早々に暗殺に失敗して殺されたり、自決する事になるだろうから、少し早まっただけだ。
 それなら。短くとも、人を殺すより、彼らを生かす人生にしたい。
 今世の生き方と覚悟を決めた私は、この子達に、少しでも心を。人間らしさを。取り戻した上で、自分の手で未来を選び取ってもらえるように。子供達の世話をし始めた。

※カクヨムにも掲載しています
02 スープ
2026/09/14 18:10
04 黄昏の琥珀
2026/09/16 18:10
05 追加訓練
2026/09/17 18:10
06 義兄弟の誓い
2026/09/18 18:10
07 ※番外編1 エータ視点
2026/09/19 18:10 (改)
08 シグマ先輩
2026/09/20 18:10
09 クッキー
2026/09/21 18:10
10 体調不良
2026/09/22 18:10
12 屋外訓練
2026/09/24 18:10
13 クシー
2026/09/25 18:10
14 ひとりの部屋
2026/09/26 18:10
15 最後の一年
2026/09/27 18:10
16 夜のデート
2026/09/28 18:10
17 最終話
2026/09/29 18:10 (改)
19 エピローグ
2026/10/01 18:10
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