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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

記憶が2日で消えてしまう聖女様の傭兵は忘れられた数だけ愛の告白をすると誓った。【1章完結】

作者:久方久米
最新エピソード掲載日:2026/10/21

「おはようございます。……あの、あなたは誰ですか?」

朝起きるたび、愛した記憶も、告白した言葉も、すべてが泡のように消えていく。

記憶が二日間で消えてしまうという理由から、完璧な聖女でありながら婚約破棄と追放を言い渡された公爵令嬢。
傭兵である俺は、ひょんなことからそんな彼女の護衛を引き受けることになった。

最初は仕事のつもりだった。だが、命懸けで戦い、無邪気に笑い、そして記憶を失う彼女を見ているうちに、俺の心は完全に奪われていた。

「好きだ。俺のそばにずっといてくれ」
一世一代の告白をした、その翌朝。
彼女の口から出たのは、冷酷なまでに他人行儀な「どちら様ですか?」という一言だった。

積み上げた信頼も、温もりも、すべてが『ゼロ』に戻る。
普通なら折れる。諦める。だけど──。

「何度忘れてもいい。お前が忘れるなら、俺が何度だって思い出させてやるよ」

これは、記憶を失う聖女に、何度でも恋をし続ける傭兵の物語。
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