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この連載作品は未完結のまま約2ヶ月以上の間、更新されていません。

【楽器が弾けない人 vs 楽器が弾ける人】 シング・ソング・ライト

作者:井山 ハス

『楽器が弾けないと音楽はできない』
『歌が上手くないと音楽はできない』

いつから人はそんな常識を持ち始めたのだろう。
そもそも楽器は何のためにあるのか? それは本当にないといけないものなのか?

歌が上手くないと、歌い手にはなれないのか?
皆が認める、技巧的で美しい声でないと素晴らしい音楽は誕生しないのか?

否。それは違う。
たとえ歌が下手でも、楽器が弾けなかったとしても音楽はできる。才能さへ持っていれば。

藪島ハクにはそれがあった。
頭の中で曲を創るという才能を。
厳密に言うと、それは創っていないのかもしれない。

急にメロディが頭の中をかけ走って、気づいた頃には曲がある。
そんな才能を彼は持っているのだ。

だったら簡単ではないか。
その才能はいつしか誰かに発掘され、いずれスターへと駆け上がる。
才能とはそういうものではないのか。

否。それもまた違う。
この環境——少なくともこの『学校』という環境においてはそうはいかない。
才能を発掘されるどころか、むしろひどく嫌厭される。
そして自分に自信をなくし、はなから『自分に才能などない』と決めてしまう。

彼は本当にスターになれるのか?
いや、そもそも彼に音楽ができるというのか?
楽器も、そして歌もろくに上手でないというのに。


【あらすじ】
高校二年の薮島ハクは、日常にうんざりしていた。
話すにも話せない『病気』のこと。そしてそれからもたらされる周囲からの誤解。
最悪も甚だしいところだった。
そんなある日、彼は誰もいない公園で楽器を手に歌を歌う青年二人を目にする。

楽器も弾けない、歌もろくに上手くもない———そんな男に音楽はできるのか。

変わらないと思っていた人生が、一気に転がり始める。
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エピソード 101 ~ 154 を表示中
新しい風
2025/02/10 13:43
また、図書室で
2025/02/10 20:21
違う世界
2025/02/10 22:12
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2025/02/11 00:11
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2025/02/18 13:11
彼女の思惑
2025/02/18 19:11
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2025/02/18 20:12
あの秋の——
2025/02/18 21:00
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また会いに
2025/02/24 15:02
音楽を愛する者
2025/02/24 18:11
本心
2025/02/24 20:12
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2025/02/24 22:16
駆け引き②
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意外な来訪者
2025/03/03 13:01
Good Times Bad Times
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嘘つき
2025/03/03 19:36
正解はいずこへ
2025/03/03 21:11
陸に佇む魚
2025/03/09 18:08
衝撃の事実
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2025/03/14 17:41
少しの間
2025/03/19 18:17
こちら会議室
2025/03/24 17:42
底は謎のままに
2025/03/31 15:50
三者面談(ハク)
2025/03/31 18:03
2025/04/10 16:22
二度目の後悔
2025/04/13 17:01
揺るがない決意
2025/04/14 17:32
宣戦布告
2025/04/18 18:43
音楽をするワケ
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彼女
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無様な逃避行
2025/04/30 21:27
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2025/05/27 16:11
呼び出し
2025/06/03 13:51
反省
2025/06/03 13:51
将来のこと
2025/06/10 15:57
あっち側の人
2025/06/10 15:57
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