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弾幕の戦乙女 -Barrage of Valhalla-

作者:chan-tama
最新エピソード掲載日:2026/08/03
神々が去って千年。空からは今も「神鉄(しんてつ)の雨」が降りつづけ、浮遊する大陸を静かに蝕んでいる。人々は雨の届かぬ影に身を寄せ、隠れ里で息をひそめて生きてきた。

——その世界に、ひとりの魂が呼ばれた。

現代日本で平凡に生き、弾幕シューティングだけを誇りにしていた藤宮灯。雨の交差点で見知らぬ子どもを庇い、前を向いたまま命を落とした彼女は、看取りの女神ヴァルディスによって、千年前に散った戦乙女の身体へと編み込まれる。真名を雨に奪われた器に、灯は自分の名の響きを与えた——〈アカリ〉と。

避ける腕は、生前ゲームで培ったもの。戦う技は、器に眠る英雄の残響。ふたつを翼にして、アカリは霧の城塞から、鋼の工廠、灼熱の火山、雷鳴の天蓋、そして神域へと昇ってゆく。

降りやまぬ雨の、本当の正体とは。玉座で己を鏡のように映す“何か”は、誰なのか。

これは、二度目の生をもらった少女が、終わらない雨に朝を取り戻すまでの物語。
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