或る司書の逸話
最新エピソード掲載日:2026/07/28
ある街がある。鍛冶の音が絶えず響き、蒸気と金属の匂いが漂う、職人たちの街だ。その工房街の一角に、私が勤める図書館がある。
怪我を負った修行者の少女。工房に戻れなくなった陶工見習い。感情が「色」として見えてしまう幼い子。禁書の噂を確かめに来る三人組。……皆、何かを探し、あるいは、何かから逃げてきたのかもしれない。
私の役割は、答えを押し付けることではない。話を聞き、本を差し出し、その人が自ら選ぶのを見守る。それだけだ。
これは365日の記録。これは私が見守り続けた、小さな物語。
※毎日15時更新。
怪我を負った修行者の少女。工房に戻れなくなった陶工見習い。感情が「色」として見えてしまう幼い子。禁書の噂を確かめに来る三人組。……皆、何かを探し、あるいは、何かから逃げてきたのかもしれない。
私の役割は、答えを押し付けることではない。話を聞き、本を差し出し、その人が自ら選ぶのを見守る。それだけだ。
これは365日の記録。これは私が見守り続けた、小さな物語。
※毎日15時更新。
7月10日『隣の手』
2026/07/10 15:00
7月11日『水の印』
2026/07/11 15:00
7月12日『湿った栞』
2026/07/12 15:00
7月13日『はじまりの絵』
2026/07/13 15:00
7月14日『指輪と銃』
2026/07/14 15:00
7月15日『調律』
2026/07/15 15:00
7月16日『弔いの本』
2026/07/16 15:00
7月17日『遠い匂い』
2026/07/17 15:00
7月18日『花咲く』
2026/07/18 15:00
7月19日『いつもの日曜日』
2026/07/19 15:00
7月20日『似てない絵』
2026/07/20 15:00
7月21日『預かりもの』
2026/07/21 15:00
7月22日『茜の日』
2026/07/22 15:00
7月23日『五倍の話』
2026/07/23 15:00
7月24日『届いた日』
2026/07/24 15:00
7月25日『基本だぞ』
2026/07/25 15:00
7月26日『もう一枚』
2026/07/26 15:00
7月27日『担架の片側』
2026/07/27 15:00
7月28日『二冊の温度』
2026/07/28 15:00