魔導巨兵。自称ドワーフが拾った六人の孤児。

この世界は、戦争で滅びている。
『なのに』……新しい世界でも、人は再び戦争をはじめる。

舞台は、戦争に巻き込まれた小国『バーディガン王国』。
戦火に突き進む小国に現れた、ドワーフを名乗る謎の男『カーネギー・アルダン』。

其の国は、貧しかった。
養うことが出来ない、産まれすぎた子供は商品となる。
親は、端から売りに出す子供に、名前を付けず、愛情も与えない。

子供は知らない、ナゼ親がそこまで非情になりきれるのか？

子供は知らない、自分が他の家の子供と交換されたということを。

子供は知らない、本当の親が別にいることを。

『カーネギー・アルダンは、名前の無い六人の子供を拾い、特別な力を託した。
マシンドールと呼ばれる、魔法の効かない巨大生物兵器に繋がることが出来る特別な力。

特別な力を持つ六人が、名前の無い子供たちと出会い、進む道を少しずつ見つけていく。
名前の無い、呪いの首輪に繋がれた子供たちの、未来を掴むまでの物語。