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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

Beyond Evolution's Reversal ~落ちこぼれの堕天使は、十の命を一つずつ数えて昇る~

作者:揮奨 尋規
最終エピソード掲載日:2026/10/20
天界・秤の園の灯し手ノクティエルは、三百年たっても翼が灰色のままの落ちこぼれだった。
認められたい一心で、正体の知れない天使から「借り火」を受け取った朝、彼は二百十七の魂を灯されぬまま焼き、親友ハリエルの片翼を奪ってしまう。
下された罰は、命のいちばん下から十の段を昇り直すこと。
バクテリア、ハサミムシ、魚の群れ、蛙、トカゲ、渡り鳥、狼、猿、言葉を持ち始めた祖先、そして人間。
目も口もない体で、言葉を持たない体で、彼はただ一つのことだけを続ける。
失われた者を、一つずつ数えること。
各段で待ち受ける十の悪魔は、飢え、虚栄、恐怖、絶望、独占、傲慢、執着、無責任、罪悪感、自己正当化――彼自身の弱さそのものだった。
倒すのか、退けるのか、それとも救うのか。
そして段を昇るほど、焼いた魂の行方と、借り火を渡した「あの者」の正体が近づいてくる。
これは、最強にも英雄にもなれない一人の天使が、命令も褒美もない場所で、それでも善を選び続ける物語。
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