婚約破棄を全国放送された悪役令嬢ですが、公開処刑されたのは無能王子の方でした
最新エピソード掲載日:2026/06/13
卒業舞踏会の夜、婚約者である王太子ユリウス殿下から婚約破棄を宣言された。
理由は「聖女ミレイアへの嫌がらせ」——身に覚えのない罪状だ。
悲しい、よりも先に恥ずかしいが来てしまうのが、侯爵令嬢リリアーヌという人間だった。
しかし羞恥が最大値に達したのは、その直後のことだ。
「おーっとここで婚約破棄宣言だァーー!!」
空気の中から、謎の声が響き渡った。
明るく、やたらとテンションの高い声。
それは三百年前の大賢者が作ったと伝わる、王族監査システム——通称『天の声』だった。
続けて告げられた一言に、会場全員が凍りついた。
「全国放送中でーーす!!」
王国中に届く天の声が、私の婚約破棄をリアルタイムで実況し始めた。
殿下の告発は、みるみるうちに崩壊していく。
私がこの五年間、婚約者として陰で支えてきた全ての仕事が、一つずつ暴かれていった。
外交文書も、財務整理も、地方税改革も——全部私。
殿下がしたことは、印鑑を押すことだけとのこと。
さらに聖女の涙が回数集計されて。
国民支持率がリアルタイム発表されて。
殿下の支持率が、側近込みでも三パーセントだったとかなんとか。
「やめてほしい……!」
何度叫んでも、天の声は止まらない。
私は別に、反撃したいわけじゃない。
無双したいわけでもない。
ただただ——恥ずかしい。
でも天の声は今日も、お構いなしに真実を暴き続ける。
婚約破棄だけで終わらず、王国財政の横領まで発覚して、宰相が捕まって、王弟の陰謀まで明るみに出て。
恥ずかしがる暇もないほど、話は大きくなっていく一方だ。
これは、婚約破棄されたはずの苦労人令嬢が、周囲に勝手に評価されながらひたすら羞恥に苦しむ、ざまぁコメディです。
この小説は以前公開した短編小説の
婚約破棄の瞬間、全国民に“実況”されました~無能王子の公開処刑が始まったようです~ を改題して長編に再構成した連載版です。
また作品の性質上メタ的要素が含まれています
理由は「聖女ミレイアへの嫌がらせ」——身に覚えのない罪状だ。
悲しい、よりも先に恥ずかしいが来てしまうのが、侯爵令嬢リリアーヌという人間だった。
しかし羞恥が最大値に達したのは、その直後のことだ。
「おーっとここで婚約破棄宣言だァーー!!」
空気の中から、謎の声が響き渡った。
明るく、やたらとテンションの高い声。
それは三百年前の大賢者が作ったと伝わる、王族監査システム——通称『天の声』だった。
続けて告げられた一言に、会場全員が凍りついた。
「全国放送中でーーす!!」
王国中に届く天の声が、私の婚約破棄をリアルタイムで実況し始めた。
殿下の告発は、みるみるうちに崩壊していく。
私がこの五年間、婚約者として陰で支えてきた全ての仕事が、一つずつ暴かれていった。
外交文書も、財務整理も、地方税改革も——全部私。
殿下がしたことは、印鑑を押すことだけとのこと。
さらに聖女の涙が回数集計されて。
国民支持率がリアルタイム発表されて。
殿下の支持率が、側近込みでも三パーセントだったとかなんとか。
「やめてほしい……!」
何度叫んでも、天の声は止まらない。
私は別に、反撃したいわけじゃない。
無双したいわけでもない。
ただただ——恥ずかしい。
でも天の声は今日も、お構いなしに真実を暴き続ける。
婚約破棄だけで終わらず、王国財政の横領まで発覚して、宰相が捕まって、王弟の陰謀まで明るみに出て。
恥ずかしがる暇もないほど、話は大きくなっていく一方だ。
これは、婚約破棄されたはずの苦労人令嬢が、周囲に勝手に評価されながらひたすら羞恥に苦しむ、ざまぁコメディです。
この小説は以前公開した短編小説の
婚約破棄の瞬間、全国民に“実況”されました~無能王子の公開処刑が始まったようです~ を改題して長編に再構成した連載版です。
また作品の性質上メタ的要素が含まれています
第一章 婚約破棄、実況開始
2026/06/10 21:20
第二章 王太子、秒で炎上する
2026/06/10 23:20
第三章 聖女の涙は何点ですか?
2026/06/11 21:20
第四章 支持率発表
2026/06/11 23:20
第五章 王族監査システム
2026/06/12 21:20
第六章 国家機密を公開します
2026/06/12 23:20
第七章 消えた税金
2026/06/13 21:20