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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

死神の隠し子

作者:沖延龍弥
最終エピソード掲載日:2026/04/22
 たった一人の家族である母親の余命宣告に、少年•稲司祝(いなもりほおり)は絶望に暮れる。

 しかし、そんなさなかに出会ったのは、半妖の姿をした狛犬の姉弟。祝はその二匹に、突如として〈死神殺し〉を手伝ってほしいと懇願される。
 
 狛犬姉弟は、カグツチと呼ばれる火と火山を司る、赤ん坊の姿をした神の子守役だった。
 カグツチはかつて、自身も火そのものであるがゆえに、母である伊邪那美命(イザナミノミコト)から生まれる際に火傷を負わせ、死なせてしまった。
 父である伊邪那岐(イザナギノミコト)はひどく悲しみ、ついには我が子であるカグツチの首を刎ねてしまった。

 そんな哀れなカグツチの首を、盗み去った荒神がいた。その荒神はカグツチの首を十に切り裂き、魂に作り変え、十人の精強無比な死神をつくり、忠僕とした。

 幼いカグツチは、こうして太古よりときおり己の首恋しさに泣きじゃくり、火山を噴火させてきた。そうして、人々に災禍を見舞わせることこそが荒神の狙いであり、次にカグツチが泣き喚けば、この国最大の活火山が大噴火し、未曾有の厄災に陥るという。
 そうなる前に、ともに十人の死神を掃討し、カグツチの首を取り戻してほしい。成し遂げた暁には、〈天瑞鏡の破片〉を使ってどんな願いも叶えるといい、と狛犬姉弟はさらに言う。

 天瑞鏡の破片とは、十人の死神が神核(かみざね/言葉通り神の核)として有しているものだった。一人の死神につき、一枚ずつの破片を体内に秘めていて、斃すことで手にすることができるという。そして、十枚の破片すべてを手に入れて天瑞鏡を完成させることができたなら、どんな願いも叶えることができるという。

 つまり、十人の死神を殲滅することができたなら、この国を護りきることができるうえに、己の願いも叶えることができて一挙両得。狛犬姉弟はそう迫るも、祝はいまいち乗り気にはなれなかった。

 しかし、初めて相見えた死神から、祝は思いがけない言葉を告げられた。
「おまえは、死神の隠し子なんだぞ」と。

 そのうえ、狛犬姉弟から神通術を伝授されると、祝はとてつもない速度で強くなり、めざましい成長を遂げてゆく。

〈死神の隠し子〉とは何なのか。なぜ自分ばかりが瞬く間に強くなれるのか。

 そんな疑問を抱えながら、祝と仲間たちは死神へと挑み続ける。
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エピソード 101 ~ 120 を表示中
第100話 会えたよ
2026/03/31 17:18
第101話 最後の破片
2026/03/31 23:04
第103話 水凝霊法
2026/04/02 17:07
第104話 水とは何か
2026/04/03 22:52
第105話 カグツチに挑む
2026/04/05 21:13
第106話 身を焦がす
2026/04/06 19:19
第107話 魂の回収
2026/04/07 16:43
第108話 畏きもの
2026/04/08 16:46
第109話 優しすぎた嘘
2026/04/09 17:16
第110話 黄泉国へ
2026/04/10 17:14
第112話 隠し子への仕置き
2026/04/13 16:57
第113話 温情
2026/04/14 16:53
第114話 母としての助言
2026/04/15 17:03
第117話 山南の反撃
2026/04/19 23:36
第118話 邂逅
2026/04/20 18:10
終章 死神との賭け
2026/04/22 19:05
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