酒好き勇者の異世界召喚冒険譚！　葉っぱ一枚の縛り装備で召喚されました。

　ある日、やり込んでいたゲームに今まで見たことのない不穏なクエストが表示される。

「この世界は穢れで満たされ祖となる生命の王は嘆き自ら命を絶った。その根源たる災厄を討ち世界を救え。報酬は富と名声。敗北はあなたの命をいただく」

「はい」か「いいえ」の選択肢。

　迷うことなく「はい」を選び異世界への扉が開いた。

　けれど「はい」を選んだ結果。

　異世界召喚をされてしまうのだった。

　そんな異世界を助けるような期待を背負い迫りくる困難を退け無双するなんて物語は用意されていない。

　神とやらからの贈り物などもない。

　気が付いたら主人公であるカタナシ　ソラはゲーム内の縛り装備と同じ格好で召喚されていたのだった。

　恥部にひっつく葉っぱが一枚。

　申し訳程度に持たせていた切れ味の悪い刀。

　これが酒好き勇者の異世界召喚冒険譚の始まりとなる。

　


　この物語はフィクションであり葉っぱ一枚の主人公が異世界の荒波に揉まれ日々飲んだくれる中聖女と出会い旅をする。

　そんな物語。

　実在の人物、団体、名称には一切関係ありません。

物書きレベルは低めですが頑張ります。お読みいただけるとうれしいです！
一応隔週投稿です。