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白銀の王と歌姫のお話~アマーリエは恋がしたい~

最新エピソード掲載日:2026/08/28
 小さい頃から、誰も知らないメロディを口ずさんだり、鼻歌でなぞったりしていたアマーリエ。
 いつしか、ついたあだ名は『鼻歌令嬢』。
 当然のごとく社交界で浮いていた彼女に、なんと名門侯爵家からの縁談が舞い込んだ。
 実家では先妻の子として忘れられたように育ち、社交界では問題物件として嘲笑の的とされていたアマーリエは、この婚姻に少しばかり期待を抱くが……

『俺には愛しい人がいる』
『君と男女の仲になるつもりはない』

 そう告げられ、別邸に追いやられてしまった。
 けれど、その結婚をきっかけに、アマーリエは前世の記憶を取り戻す。
 ずっと鼻歌でしかなぞれなかった旋律も、今なら声に出して歌える。
 歌詞も、意味も、歌い方も――すべて覚えている。

 誰にも遠慮する必要のない湖畔の別邸で、アマーリエは初めて、心ゆくまで大好きな歌を歌うことにした。
 すると、彼女の歌声に導かれるように、不思議な者たちが次々と姿を現して――。
 その中には、白銀の毛並みを持つ幼い狼の姿もあった。

 アマーリエは知らなかった。
 自分が愛し子と呼ばれる存在であることも。
 自分の歌が特別な力を持っていることも。
 そして、その白銀の狼との出会いが、自分の運命を大きく変えていくことも。

 これは女神に愛されたアマーリエが、大好きな歌を好きなだけ歌いながら、日々モフモフに癒されつつ、恋に目覚めていくお話です。
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