蜜檸檬は、おやつに含まれますか
最終エピソード掲載日:2026/05/24
社殿の見習い・英理は、答えが出るたびに次の問いが生まれる子どもだった。旅の朝、師から問いかけられた一言が頭を離れないまま、英理は瀬戸内の海を背に、常世境への巡礼に出発する。
常世境とは、昔から噂される危険な海域の向こうにある場所だ。霧と潮と月齢が重なる夜にだけ開く入り口を抜けると、花野原があり、名前が薄れる橋があり、蜜檸檬の段々畑がある。そして頂上には、答えのない問いが一面に積み重なった野原があった。
旅の中で英理はひとつのことを確かめ続ける。腹が鳴るたびに、ここにいるとわかる。それだけで十分だった。
問いは消えない。しおりを抜けばまた本になる。それは、日常と同じことだった。
常世境とは、昔から噂される危険な海域の向こうにある場所だ。霧と潮と月齢が重なる夜にだけ開く入り口を抜けると、花野原があり、名前が薄れる橋があり、蜜檸檬の段々畑がある。そして頂上には、答えのない問いが一面に積み重なった野原があった。
旅の中で英理はひとつのことを確かめ続ける。腹が鳴るたびに、ここにいるとわかる。それだけで十分だった。
問いは消えない。しおりを抜けばまた本になる。それは、日常と同じことだった。
砂の化身、あるいは今日は帰る日
2026/05/24 09:18
(改)
蜜檸檬の問い、あるいは旅の前のこと
2026/05/24 09:19
(改)
入ってはいけない部屋、あるいは仕方ないということ
2026/05/24 09:20
帰り道の猪車、あるいは水が深くなること
2026/05/24 09:20
出発、あるいは置いていくものと持っていくもの
2026/05/24 09:21
旅仲間と、欲しかったもの
2026/05/24 09:22
入口の話、あるいは雨の理由
2026/05/24 09:23
花野原の話、あるいは読めないということ
2026/05/24 09:23
欲しいものの話、あるいは声が上ずること
2026/05/24 09:24
重力の話、あるいは読めないということの逆
2026/05/24 09:25
採石場跡、あるいはお腹が鳴ること
2026/05/24 09:25
名を失う橋、あるいは誰かの顔のこと
2026/05/24 09:26
柑橘の段々畑、あるいは手が先に動いたこと
2026/05/24 09:27
カエルが問う、あるいはわからないということ
2026/05/24 09:28
山頂、あるいは最後に腹が鳴ること
2026/05/24 09:28
散歩と、食べながら行けるかという問い
2026/05/24 09:29
鞄の光、あるいは使い切ったものについて
2026/05/24 09:30
また使う、あるいは届けることについて
2026/05/24 09:30
白い野原、あるいは腹が鳴ること
2026/05/24 09:31
本のしおり、あるいは日常と同じじゃん
2026/05/24 09:32
港と、小舟と、島のこと
2026/05/24 09:32