造花の魔王〜復讐令嬢はやがて魔王に至る〜

婚約者を王族に処刑された令嬢ルシアは復讐を誓う。
主を失った火竜は、ルシアの怒りを理解し、復讐の剣となることを望む。
救いのように差し出された手は、同時に逃げ道を塞ぐ檻でもあった。
人と竜は同じ言葉で感情を語れない。
これは、少女が魔王に至るまでの、しあわせで黒いおとぎ話。

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