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「君の仕事はガラクタ直し」と婚約破棄されたので、声を失った公爵の蓄音機を修理します

最終エピソード掲載日:2026/10/28
「君の仕事はガラクタ直しだ。侯爵家の妻にはふさわしくない」

婚約を解消された魔道具修理師ミラは、持参金を取り戻し、小さな修理店を開くことにした。
最初のお客様は、声を失って以来、社交界から姿を消したアーヴィン公爵。
彼が抱えていたのは、亡き母の声を収めた古い蓄音機だった。

人の喉も、心も、ミラの魔法では直せない。
それでも壊れた針を替え、音を一つずつ拾い直すと、公爵は初めて笑ってくれた。

修理の相談は、いつしか一緒にお茶を飲む口実に。
短い筆談は、彼女を気遣う長い手紙に。
ところが、公爵が声を失った夜の録音には、ミラの元婚約者につながる音が残されていて――。

もう誰かに選ばれるために、自分の仕事を捨てたりしない。
小さな工房から始まる、修理師と無口な公爵の再出発の恋。
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