追放された絵描き令嬢は、城下町で絵筆ひとつから全部取り返す
最終エピソード掲載日:2026/07/20
魔女になった日、私は試験場の外壁にひびを入れた。
亡き母の言いつけ「強い色を、しまっておきな」を、八年間守ってきた。けれど、十六歳の魔術学院の試験で、私はついに本気を出してしまった。常人の数十倍の解像度を持つ心象——後に私が「超心象」と名づける規格外の能力は、私に「魔女」の称号をもたらした。
称号は檻でもあった。傍系王族ドルグ・アルデインは、自らが王書庫で起こした禁術の暴発事件の罪を、私に着せた。糾問の場で父は視線を逸らし、兄たちは私を見なかった。私は王立裁判所の魔女管理契約に署名し、城下町へ馬車で運ばれた。朝の光が、馬車の窓から四角く差し込んでいた。
亡き母の言いつけ「強い色を、しまっておきな」を、八年間守ってきた。けれど、十六歳の魔術学院の試験で、私はついに本気を出してしまった。常人の数十倍の解像度を持つ心象——後に私が「超心象」と名づける規格外の能力は、私に「魔女」の称号をもたらした。
称号は檻でもあった。傍系王族ドルグ・アルデインは、自らが王書庫で起こした禁術の暴発事件の罪を、私に着せた。糾問の場で父は視線を逸らし、兄たちは私を見なかった。私は王立裁判所の魔女管理契約に署名し、城下町へ馬車で運ばれた。朝の光が、馬車の窓から四角く差し込んでいた。
第一章 全力の代償
2026/07/20 01:53
第二章 称号という檻
2026/07/20 01:54
第三章 王書庫
2026/07/20 01:54
第四章 断罪
2026/07/20 01:55
第五章 城下町
2026/07/20 01:55
第六章 夜の怒り
2026/07/20 01:56
第七章 覗き込む男
2026/07/20 01:56
第八章 値段交渉
2026/07/20 01:57
第九章 街の子供たち
2026/07/20 01:58
第十章 初めての食事
2026/07/20 01:58
第十一章 対等
2026/07/20 01:59
第十二章 ドルグの焦り
2026/07/20 01:59
第十三章 街に影
2026/07/20 02:00
第十四章 火と水
2026/07/20 02:00
第十五章 共闘宣言
2026/07/20 02:01
第十六章 快進撃
2026/07/20 02:01
第十七章 王宮へ
2026/07/20 02:02
第十八章 結末
2026/07/20 02:02
終章 エピローグ
2026/07/20 02:03