現し世の鑑
月代夏(つきがわり なつ)は、“普通”だった。
その日も、変わらない日常を過ごしていたはずだったのに──そんな“普通”を呆気なく壊したのは、天から降りてきた異な者だった。
自らを水を司る神だと名乗る水分神(みくまりのかみ)は、「私が貴方に命を分け与えた」と告げた。死に際、八百万の神々に命を救われた人間のことを別称──“神憑(かみつき)”と呼ぶ、と。
水分神には目的がある。しかし夏も人として生きることを諦められない。夏は選択を迫られる。人として生きるか、神として生きるか。
【古事記に記される日本神話に基づいて、実在する神社や神様、現代日本と高天原を舞台にした伝奇ファンタジー】
“選択”の先にあるもの。それは果たして本当に望んだものなのか────。
※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
序章
興言
2022/06/14 13:15
(改)
第一章:水分神
風
2022/06/14 13:29
(改)
不合理
2022/07/12 13:05
(改)
物理的証明
2022/07/15 09:41
神憑
2022/07/16 15:00
暦の月神
2022/07/17 15:00
戯れ
2022/07/18 15:00
暗雲
2022/07/19 15:00
第二章:神憑
明朝
2023/06/06 00:24
(改)
怪訝
2023/06/06 07:00
遭遇
2023/06/06 18:00
鍵綿月彦
2023/06/07 18:00
玩具
2023/06/08 18:00
第三章:阿須波神
産土神
2023/06/09 18:00
地獄のバス
2023/06/10 15:00
衝突
2023/06/11 11:00
玩具
2023/06/12 16:00
浄化
2023/06/13 19:00
安堵
2023/06/18 10:00
重荷
2023/06/20 15:00
面接
2023/11/16 11:08
雨宮 真
2023/11/17 23:00
素の自分
2023/11/19 23:00
(改)
阿須波神
2023/11/27 00:28
残酷
2025/01/20 15:27
同等
2025/01/25 22:24
第四章:神様のお仕事
友として
2025/02/07 08:00
源泉
2025/02/08 08:23