俺たち終戦四人組ー太平洋戦争を終結に導いた官僚たちの戦いー
最新エピソード掲載日:2026/06/23
「この戦争は、もう勝てない」
昭和十八年。
陸軍参謀本部の中で、その現実を直視していた男がいた。
松谷誠、陸軍大佐。
英米の国力を知り、補給と物量を重視する異端の幕僚。
敗北を口にすることさえ許されない軍中央で、彼は密かに終戦への研究を始める。
やがて彼のもとに、外務省の加瀬俊一、宮中の松平康昌、海軍の高木惣吉がつながっていく。
陸、海、外、内
交わるはずのなかった四人の官僚たち。
【陸】悲観論を恐れず和平案を練り続ける陸軍大佐・松谷誠。
【海】海軍大臣の特命で海軍を善導し、活路を探る海軍少将・高木惣吉。
【外】外務大臣の傍らで外交の道を拓く外相秘書官・加瀬俊一。
【内】天皇の御意向を汲み、宮中から静かに策を巡らす内大臣秘書官長・松平康昌。
彼らの敵は、連合国だけではない。
徹底抗戦を叫ぶ軍部。
和平派を監視する憲兵。
敗北を認められない国家の空気そのもの。
どう勝つかではない。
どう終わらせ、日本を残すか。
【作品について】
この物語は公式記録、専門家の分析、関係者の証言を基に構成しています。なお、なるべく忠実をベースとしてますが、演出上、筆者の創作箇所や小説用に再構成している箇所もありますのであらかじめご承知おきの上お読みください。
※執筆に先立ち、熊本県人吉市の「高木惣吉記念館」にて、四人組の一人である高木惣吉氏のご遺族の方に長時間の取材と貴重な史料のご提供を頂きました。ご協力に心より感謝申し上げます。
昭和十八年。
陸軍参謀本部の中で、その現実を直視していた男がいた。
松谷誠、陸軍大佐。
英米の国力を知り、補給と物量を重視する異端の幕僚。
敗北を口にすることさえ許されない軍中央で、彼は密かに終戦への研究を始める。
やがて彼のもとに、外務省の加瀬俊一、宮中の松平康昌、海軍の高木惣吉がつながっていく。
陸、海、外、内
交わるはずのなかった四人の官僚たち。
【陸】悲観論を恐れず和平案を練り続ける陸軍大佐・松谷誠。
【海】海軍大臣の特命で海軍を善導し、活路を探る海軍少将・高木惣吉。
【外】外務大臣の傍らで外交の道を拓く外相秘書官・加瀬俊一。
【内】天皇の御意向を汲み、宮中から静かに策を巡らす内大臣秘書官長・松平康昌。
彼らの敵は、連合国だけではない。
徹底抗戦を叫ぶ軍部。
和平派を監視する憲兵。
敗北を認められない国家の空気そのもの。
どう勝つかではない。
どう終わらせ、日本を残すか。
【作品について】
この物語は公式記録、専門家の分析、関係者の証言を基に構成しています。なお、なるべく忠実をベースとしてますが、演出上、筆者の創作箇所や小説用に再構成している箇所もありますのであらかじめご承知おきの上お読みください。
※執筆に先立ち、熊本県人吉市の「高木惣吉記念館」にて、四人組の一人である高木惣吉氏のご遺族の方に長時間の取材と貴重な史料のご提供を頂きました。ご協力に心より感謝申し上げます。
第1章 終戦工作の始動(昭和18(1943)年3月~)
第1話「市ヶ谷の白紙――俺は、戦争を終わらせる男になる」
2026/04/24 18:06
(改)
第2話「俺、戦争指導課長となる」
2026/04/24 20:38
(改)
第3話「帝国を中心とする世界戦争終末方策」
2026/04/25 09:37
(改)
第4話「師、酒井鎬次中将――戦争指導の三要訣」
2026/04/26 00:01
(改)
第5話「重光葵外相との再会」
2026/04/26 00:16
(改)
第6話「霞町の夜――最初の同志、加瀬俊一」
2026/04/26 14:56
(改)
第7話「1943年夏、陸軍と外務省 水面下での接触」
2026/04/27 19:10
(改)
第8話「1943年秋、重光・松谷ラインの結成」
2026/04/29 22:14
(改)
第2章 上層部への提案と敗北(昭和18(1943)年9月~)
第9話「『大東亜戦争終末方策(九月案)』――三日三晩、孤独な起案」
2026/04/29 23:08
(改)
第10話「真田作戦課長、激怒す、九月案、敗れる」
2026/04/30 22:27
(改)
第11話「戦争指導課から班への改編――縮小されし俺、独立を得たり」
2026/05/01 21:13
(改)
第12話「二番目の同志・松平康昌内大臣秘書官長」
2026/05/02 21:04
(改)
第13話「『独観察』――ソ連完勝の予感」
2026/05/03 22:19
(改)
第14話「外部の知恵を求めて」
2026/05/04 21:38
(改)
第15話「秘密の階段、二度目の足音」
2026/05/05 22:44
(改)
第3章 主戦派との対決(昭和19(1944)年1月~)
第16話「外相・参謀総長会談の模索と国体護持」
2026/05/06 19:38
(改)
第17話「東條、参謀総長を兼任す」
2026/05/07 21:18
(改)
第18話「昭和十九年末を目途とする戦争指導に関する観察(第三案)」
2026/05/08 21:22
(改)
第19話「服部卓四郎作戦課長との対決」
2026/05/09 19:38
(改)
第20話「上手に負ける――『国亡びて何の国体ぞや』」
2026/05/10 20:37
(改)
第4章 サイパン放棄と絶対国防圏崩壊(昭和19(1944)年6月~)
第21話「サイパンへの不穏な予感」
2026/05/11 20:04
(改)
第22話「真田、崩れゆく――米軍サイパン上陸とマリアナ沖海戦」
2026/05/12 20:02
(改)
第23話「橋本少佐と戦争指導班の怒り」
2026/05/13 21:17
(改)
第24話「倒閣の兆し」
2026/05/14 21:46
(改)
第25話「服部卓四郎と俺(前編)――一期違いの、同じ秀才」
2026/05/15 21:01
(改)
第26話「服部卓四郎と俺(後編)――歴史が判定する」
2026/05/16 19:05
(改)
第5章 海軍少将:高木惣吉編(昭和17(1942)年6月~)
第27話「左遷、舞鶴へーーミッドウェー海戦大敗の陰で」
2026/05/17 19:42
(改)
第28話「山本長官の死と同期生との再会ーー何もできない焦り」
2026/05/18 20:04
(改)
第29話「舞鶴での戦いと嶋田海軍大臣への憤激」
2026/05/19 19:11
(改)
第30話「第一線への夢、破れたり」
2026/05/21 18:10
(改)
第31話「さらば舞鶴よ」
2026/05/21 20:22
(改)
第32話「東京帰還と近衛文麿との激論」
2026/05/22 20:11
(改)
第33話「細川推挙と岡田大将の覚悟」
2026/05/23 23:40
(改)
第34話「松平康昌との再会ーー四人組の芽生え」
2026/05/24 20:36
(改)
第35話「黒子の道」
2026/05/25 20:35
(改)
第36話「『精神的努力』での水増し決定ーー失望と怒り」
2026/05/26 22:11
(改)
第37話「神がかりの男、神重徳大佐」
2026/05/29 18:06
(改)
第38話「『世の中にもしも陸軍なかりせば』――古賀長官、無念の一首」
2026/05/29 21:38
(改)
第39話「嶋田、軍令部総長を兼任す」
2026/05/31 01:04
(改)
第40話「合法の道の再構築――少しずつ風は吹く」
2026/05/31 19:48
(改)
第41話「海軍省教育局長就任――目黒の秘密アジト」
2026/05/31 20:25
(改)
第42話「南雲忠一、最後の独白――白木の箱か、男爵さまだ」
2026/06/01 21:43
(改)
第43話「合法の道、伏見宮殿下へ届く」
2026/06/02 19:58
(改)
第44話「海軍兵学校長・井上成美中将の信念」
2026/06/03 21:48
(改)
第45話「教育局長の日常――陳情、麦の穂、そして殿下の真意」
2026/06/04 20:30
(改)
第46話 有馬正文少将遺言(前編)――薩摩の風、翔鶴艦上の闘将
2026/06/05 21:37
第47話「有馬正文少将遺言(後編)――純乎タル日本男児、南へ」
2026/06/06 23:08
(改)
第48話「海軍乙事件(前編)――最高機密、奪われる」
2026/06/07 19:24
第49話「海軍乙事件(後編)――堀悌吉の涙」
2026/06/08 18:34
(改)
第50話「戦争指導刷新論(前編)――料亭「増田」、夜ごとの梁山泊」
2026/06/09 21:50
第51話「戦争指導刷新論(中編)――第2回箱根合宿、豊田長官への意見具申」
2026/06/10 19:50
第52話「戦争指導刷新論(後編)――宮中へ届いた剣、闘う皇族」
2026/06/11 20:05
(改)
第1章 章末解説「昭和十八年の日本――数字と暮らしで読む転換の年」
2026/06/11 21:08
第53話「高木惣吉、弱音を吐く――矢部教授の励まし」
2026/06/12 19:16
(改)
第54話「サイパン上陸とマリアナ沖海戦――海兵四十三期生、それぞれの場所で」
2026/06/13 21:07
第55話「合法の道、尽きるーー俺は鬼になる」
2026/06/14 22:55
第6章 東條直訴と左遷(昭和19(1944)年6月22日~)
第56話「東條直訴まで(上)――上司たちの制止」
2026/06/15 20:07
第57話「東條直訴まで(中)――加瀬の涙」
2026/06/16 19:16
第58話「東條直訴まで(下)――松平の覚悟」
2026/06/17 20:24
第59話「東條英機 内閣総理大臣兼参謀総長兼陸軍大臣兼軍需大臣」
2026/06/18 20:26
第60話「後宮参謀次長の説得――陸士同期の桜」
2026/06/19 20:17
第62話「送別会――さらば盟友たちよ」
2026/06/20 20:51
第61話「左遷」
2026/06/21 22:14
第63話「高松宮との対面」
2026/06/22 21:39
第64話「南京への旅立ち」
2026/06/23 22:31