表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【連載版】「君なら我慢できるだろう」と義妹を優先されたので、婚約を白紙にしました

作者:上下左右
最新エピソード掲載日:2026/06/05
伯爵令嬢アリアは、婚約者カイルとの食事の約束を二時間待たされていた。

理由は、カイルの義理の妹セレーネの体調が悪化したから。
セレーネは聖女候補で、体が弱く、国を救う力があるから仕方がない。そう言われ、アリアは何度も自分の約束を後回しにされてきた。

けれど、その日、アリアはついに告げる。

「婚約は白紙に戻しましょう」

翌日、王都の神殿では、セレーネが正式に聖女として認められるための認定式が開かれる。
アリアはいつものように補佐席へ案内されるが、そこで足を止めた。

「本日は、補佐に入りません」

これまでアリアは、正式な辞令も報酬もないまま、善意でセレーネの祈りを支えてきた。
だが、婚約を白紙にした今、彼女を支える理由はもうない。

神官たちは「一人欠けても問題ない」と式を進める。
しかし、セレーネの祈りは失敗した。

魔力供給記録を確認した第二王子レナードは、衝撃の事実を明らかにする。
セレーネの祈りのほとんどは、アリアの魔力によって支えられていたのだ。

さらに、セレーネの体調不良は嘘だった。
彼女はカイルの一番でいるために体調不良を装い、アリアとの約束の日を狙って彼を呼び出していた。

偽りの聖女候補は資格を失い、カイルもまた、アリアを軽んじ続けた責任を突きつけられる。

一方、アリアは王子レナードから正式に請われ、王都結界を安定させる。
本物の聖女と認められたアリアに、レナードは手を差し出す。

「もしよければ、私と婚約しないか?」

婚約者におざなりにされてきた少女はその日、ようやく自分だけを見てくれる人の隣に立つことになるのだった。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ