本能型天才と、理性型軍師と、板挟み中間管理職の帝国奇譚
最新エピソード掲載日:2026/03/20
ヤシマ帝国陸軍、第124歩兵連隊第9中隊――通称、ブルナイ中隊。
この部隊の問題は、中隊長が強すぎることだ。
ブルナイ・アサハネ中隊長は、魔学戦闘において帝国最高クラスの実力を持つ。ただし方向音痴で、書類は読まず、命令よりも「なんとなく」で動き、集中モードに入ると三日間消える。
参謀のシラヌイがいなければ、この中隊はとっくに空中分解していた。
副官のトウヤがいなければ、シラヌイがとっくに倒れていた。
三人はいつも、ふんだりけったりだ。
大昭十四年、秋。帝都の外れに奇妙な報告が届く。山間の村、七百人が一夜にして跡形もなく消えた。残ったのは食べかけの膳と、微量の魔力反応だけ。軍は「魔学汚染の疑い」として中隊に調査を命じた。
これが、世界の底を揺るがす陰謀の、入り口だとも知らずに。
「ちゃーっと行って、ちゃーっと帰ってこれるよね?」
「できません。絶対に」
「えーなんで」
今日もこめかみを押さえながら、中隊は出動する。
※本作は架空の「大正風世界」を舞台にしたフィクションです。歴史・技術・文化など、現実とは大きく異なる設定が含まれます。史実との整合性は意図的に無視しています。
この部隊の問題は、中隊長が強すぎることだ。
ブルナイ・アサハネ中隊長は、魔学戦闘において帝国最高クラスの実力を持つ。ただし方向音痴で、書類は読まず、命令よりも「なんとなく」で動き、集中モードに入ると三日間消える。
参謀のシラヌイがいなければ、この中隊はとっくに空中分解していた。
副官のトウヤがいなければ、シラヌイがとっくに倒れていた。
三人はいつも、ふんだりけったりだ。
大昭十四年、秋。帝都の外れに奇妙な報告が届く。山間の村、七百人が一夜にして跡形もなく消えた。残ったのは食べかけの膳と、微量の魔力反応だけ。軍は「魔学汚染の疑い」として中隊に調査を命じた。
これが、世界の底を揺るがす陰謀の、入り口だとも知らずに。
「ちゃーっと行って、ちゃーっと帰ってこれるよね?」
「できません。絶対に」
「えーなんで」
今日もこめかみを押さえながら、中隊は出動する。
※本作は架空の「大正風世界」を舞台にしたフィクションです。歴史・技術・文化など、現実とは大きく異なる設定が含まれます。史実との整合性は意図的に無視しています。
第1話 「ちゃーっと解決」はできません——七百人が消えた村へ——
2026/02/22 22:43
(改)
第2話 「魚」
2026/02/23 07:23
(改)
第3話「スミレへ」
2026/02/23 08:57
(改)
第4話「陶器」
2026/02/24 09:58
(改)
第5話「ギョ!ギョ!ギョ!」
2026/02/24 12:16
(改)
第6話「妖刀マサカド」
2026/02/24 21:42
(改)
第7話「殲滅」
2026/02/26 17:03
(改)
第8話「白」
2026/02/27 07:20
(改)
第9話「鱗と鳥居」
2026/03/08 22:14
(改)
第10話「鳥居の形をしたもの」
2026/03/09 20:40
第11話「湿っている」
2026/03/10 12:10
第12話「村のやつが、こうなったんだ」
2026/03/11 12:10
第13話「石段」
2026/03/12 12:10
第14話「返上」
2026/03/14 12:10
第15話「遅かった」
2026/03/16 12:10
第16話「もう泣かない形にした」
2026/03/17 12:20
第17話「これは、人間がやったことだ」
2026/03/18 12:10
第18話「一太刀」
2026/03/19 12:10
第19話「山をふたつ」
2026/03/20 12:20