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ダンジョン配信カメラマン ~俺はただ良い映像を撮りたいだけなんですが~

作者:叡山
最新エピソード掲載日:2026/11/03
ダンジョンが世界中に出現してから二十年。
そこでは今日も、多くの探索者たちが命を懸けてダンジョンを攻略し、その姿を配信していた。
そんな世界で、山陰映斗が選んだ職業は『カメラマン』。
映斗は「ダンジョンの中で繰り広げられる戦いを、少しでも良い映像として視聴者に届けたい」
それだけの理由で、今日もカメラを手に、探索者たちの後ろを歩いている。
「玲さん、もう少しだけ右です」
「緋奈さん、まだです。……今っ!」
「拓真さん、後ろ」
本人にとっては、すべて撮影のための判断だった。
どこに立てば戦いが見やすいのか。
誰がどこへ動くのか。
次にモンスターがどこから来るのか。
良い映像を撮ろうと考え続けた結果、映斗はいつしか誰よりもダンジョンの戦場を見渡せるようになっていた。
けれど、本人だけは気づいていない。
自分が、いったい何をしているのかを。
これは、最高の一瞬を撮り続けたいカメラマンと、彼のことをまだ誰も知らない世界の物語。
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