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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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シビルの子

作者:健人
迷宮と冒険者の街、ヘブロン。

元・冒険者のネジドは迷宮への立ち入りを禁じられて5年。ギルド使い走りの日雇い労働者として、鬱屈した日々を送っていた。……心に傷を抱えながら。

ある日、彼は街中で偶然1人の迷子を助ける。翌日、ギルドに呼び出された彼は、その子が本来あり得ない迷宮の中で生まれた子供だ、という事を知らされる。その子は伝説として語り継がれている『シビルの子』だったのだ。

――迷宮の魔女がその寿命を迎える時、シビルの子が生まれる――

迷宮を存続させるには最下層にいる魔女に、シビルの子を捧げる必要があるという。
アイシャと名乗ったその子は、何も知らずに両親に会う為迷宮に戻る事を望んだ。その護衛として再び迷宮に潜る機会を得たネジド。

真の目的は伏せたまま、二人の冒険が始まる。
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