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「不正を告発したら辺境に追放された。三年後、王国は私に頭を下げることになる

作者:幸善さち
最新エピソード掲載日:2026/06/20
王国財務省で不正会計を告発したレオン・バルドは、権力者たちに疎まれ、北方の辺境領へ追放された。
そこは誰もが「死んだ領地」と呼ぶ場所だった。
税収は年間銀貨八枚。
食料備蓄は三日分。
住民は逃げ出し、魔物が徘徊し、借金だけが積み上がっている。
誰もが破滅を待つだけの土地。
だがレオンには前世の記憶があった。
経営企画部長として十五年間、赤字事業や不採算拠点を立て直してきた知識と経験が。
「この領地は潰れたんじゃない。放置されていただけだ」
剣も魔法も使えない。
だが数字は読める。
港を作り、人を集め、産業を育て、金が回る仕組みを作る。
やがて辺境は王国最大の成長領へと変貌し、かつて彼を追放した王都の貴族たちは、自ら頭を下げて助けを求めることになる。
三年後。
腐敗した王国が気づいたときには、もう遅い。
これは「無能」と追放された男が、数字で王国をひっくり返す物語である。
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