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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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クズ勇者と決別した俺は、魔王軍で働くことにした

作者:趙雲
最新エピソード掲載日:2026/08/03
傲慢な勇者は朽ち果てた馬小屋へ辿り着いた。

そこにいたのは、神器が選んだ「運命の賢者」――レイン。

だが、彼の体には魔力が一切なかった。

貧民街でその日暮らしを続ける、ただの浮浪者。

「魔力ゼロの役立たず? 神器が選び間違えたんだろう」

勇者はそう吐き捨てると、レインを容赦なく痛めつけ、血だまりに捨てて神器だけを持ち去った。

瀕死のレインを拾ったのは、物見遊山のつもりで人間界へ潜入していた魔族の将軍だった。

半ば冗談のつもりで魔王城へ連れ帰られたレインを見て、魔族たちは皆、人間が送り込んできた笑い話だと思っていた。

――半年後。

人類帝国の経済は突如として崩壊。

補給網は寸断され、勇者一行は魔王に辿り着くことすらできず、自滅していく。

そして、魔王軍はかつてない統率力で王都へ進軍した。

絶望する勇者を見下ろしていたのは、かつて「魔力ゼロのゴミ」と切り捨てられた男。

ワイングラスを片手に、レインは静かに笑う。

「戦争は、後方支援と経済、そして情報を制した者が勝つ」

「そんなことも知らないで、俺に勝てると思ったのか?」

魔力ゼロ。

それでも世界を支配できる。

これは、一人の凡人が魔王軍を最強へ導く、異世界戦略ファンタジー。
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