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勇者様方、せめて人前では善人でいてください ~四聖印が選んだのはクズ四人でした~

最新エピソード掲載日:2026/11/01
魔王軍の侵攻を前に、古代の装置「四聖印」が四人の英雄を選んだ。

勇者レオルは観客がいないと剣を抜かない。戦士マルタは仲間にも高利で金を貸す。聖女セレナは治療のついでに患者の家庭事情を聞き出す。魔術師ロアンは学院を首席で卒業したと偽りつづけている。

王立広報局の若手官僚イネス・カルディアの仕事は、この四人の行動を国民向けの記事にすることだ。玉座の後ろに隠れた勇者は「王の身を背にして魔獣の進路を断った」ことになり、竜から相談料を取った一行は「慈悲によって古竜を屈服させた」ことになる。嘘は一行も書いていないのに、記事だけがどんどん立派になっていく。

そのころ、四人が旅をする先々では、騎士の忠誠や商人の契約が、誓った本人の意に反して働きはじめていた。教会の教えでは、四聖印が選ぶのは高潔な者のはずである。それならなぜ、選ばれたのはこの四人だったのか。

問題だらけの英雄四人と、その後始末に追われる広報官の物語。

※カクヨムにも掲載しています。
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