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この作品には 〔ガールズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

死んで異世界へと転生した俺♂社畜(32)は、猫耳白髪の美少女になっていました!~不死鳥の加護の能力と四人の女の子パーティーで魔王を倒しにいきます。ーそう今更私を仲間に入れたいと言ってももう遅いー

作者:白石狐


――ああ、もうこんな時間だ。

静かにコチッコチッと音を鳴らし時を刻んでいる方を見ると、八角形のアナログ時計が22時49分を示していた。

僕、秋月要(あきつきかなめ)は、仕事の終わる時間と帰宅できる時間を頭の中でおおまかに計算した。
また今日も日付のかわる前に家に戻ることは難しいか......と、答えが出て、はあ、と溜め息をつき虚ろな目をした。

散らかるデスクの上、作業途中のパソコンの横にあるコンビニ袋に入ったカップメンを出して、手に取る。
夜飯、食べるか。

もう少しで、休みだ。やっとネトゲができる!この間の休みが12日前だから、14日ぶりだな。実に長かった。

僕はネトゲが趣味で、美少女が好きだ。アニメやソシャゲも好きなのだが、この通り絵にかいたようなブラック企業へ入社してしまったため、それらの趣味に興じる時間がない。

転職をしようにも、休みは全然ないし勤務時間がとんでもなく長い(残業ではない趣味で自主的に残ってるだけ......らしい。先輩曰く。)ので、気力も時間もない。

だから、なけなしの休日には思い切りネトゲを楽しむのだ。
自分の考えた可愛い美少女のキャラクターで広大な世界を、現実と違いなんのしがらみもない世界を冒険する。

たまに疲れて貴重な休日を一日まるまる寝過ごしてしまうから、気をつけなければだが。

休み、楽しみだなー。......。

ふと、自分の人生を振り返る。
思えば途中までは、良い感じだったんだよな。小、中、高と学校は結構良い所だったし。
大学だって聞けば羨まれるような所に入れた。
なのに、なんでこうなったんだ?どこでなにを間違えた?

まあ、今更考えてもしかたないけどね。僕はイケメンでもないしお金もないし、全く冴えない32歳だし。ついでに彼女いたこともねー。

このまま人生を浪費して終わるのか......

と、席を立った瞬間。目の前が揺れた。

......あ、あれ?地震......?

僕はカップメンを地面に叩きつけるように倒れ、眠るように意識を失った。






そして僕は過労死して、異世界へと転生するのだった。



ー0ープロローグ
2021/02/27 12:46
ー2ー 不死鳥の加護
2021/02/27 16:29
ー4ー新な仲間
2021/02/28 12:06
ー7ー不死の倒しかた ①
2021/03/01 16:04
ー8ー 不死の倒しかた ②
2021/03/01 19:20
ー9ー 旅立ち
2021/03/02 12:04
ー10ー 迷いの森の幻狼 ①
2021/03/02 17:15
ー11ー 迷いの森の幻狼 ②
2021/03/03 12:17
ー12ー 迷いの森の幻狼 ③
2021/03/03 17:27
ー13ー 暗闇と光
2021/03/04 08:08
ー14ー 命の価値
2021/03/04 17:22
ー15ー 殺戮王蔡 ①
2021/03/05 08:21
ー16ー 殺戮王蔡 ②
2021/03/05 12:12
ー23ー 殺戮王蔡 ⑨
2021/03/09 00:11
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