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ー15ー 殺戮王蔡 ①

 


 デアーユの門へと到着すると、二人の門番がいた。

 背が高く、二メートルくらいありそう。頭の鎧には一本角が付いていた。


「君たちは、冒険者だな。街へ入りたいのか?」


 一人の門番が問いかけてきた。


「ああ、そうだ。通してもらっていいか?」


 と、ナツメは自分の髪を少し撫でながら、答えた。

 ああ、うん。いい加減お風呂はいりたいよね。


「今、この街に入れば暫くは外へと出られなくなるが、それでも良いのか?」


「え、なんでですか?」


「一週間前、王がそう決められたのだ。なにやら盛大な(もよお)し物をするみたいなのでな。多くの人に参加して貰いたいようで、街の外へ誰も出すなとのことだ。」


「なになに?盛大な催し物?パーティーかな?」


 ノアが意外にも興味津々だった。お祭りみたいなの好きなのかな?


「まあ、そうだ。どうする?入るのか?」


「ちなみにいつ出られるの?」


 そう私が聞くと、出られるのはおそらく二週間後だなとのこと。

 まあ、二週間くらいなら大丈夫か。

 パーティーで少し羽を伸ばしても良いかもしれない。


 ノア、ナツメ、ミライと顔を見合せる。


「はいります!」






 街へと入ると、その人の多さに驚いた。がやがざわざわと賑わっている。

 そこらじゅうにある様々なお店が、声を張り上げ客引きを行っていて、私が転生で目覚めた街も規模は大きかったけれど、これ程の活気は無かった。


「ははっ」


 ミライが笑い出す。


「こんなに人が!たくさん!すごいです!」


「すげーな。お?あれなんだ?美味そうだな。」


 ナツメは店の前で、おおきな大きな肉か焼かれているのをみて興奮していた。

 本当に美味しそうだ。肉のやける焼けるにおいがヤバい。


「とりあえず、ギーナさんのいるお店に行こう。」


「場所は、私達の入った北門から、この大通りを真っ直ぐ......」


「白い猫の像が目印でしたよね!」


「うん、そう。行こうか。」




 様々なお店の誘惑と戦いながら、私達は白い猫の置物があるお店を見つけた。店名はそのまま白猫。


 他の周囲にある店から比べると、かなり古いお店みたいで全体的にぼろぼろな印象を受けた。


「すみませーん!」と、私が扉を開き呼びかける。

 店内も外観と同じ感じだ......つまりぼろぼろ。しかし、そこらかしこに置かれている武器などの売り物は綺麗に手入れをされているみたいだ。


 すると奥の方から、着物を着た20代くらいの女性が出てきた。少し長いポニーテールで黒髪。口もとにほくろがあって色っぽい。

 ていうか、着物がだけてて胸が......ね。へへ。

 大きいのもあってとても危険な状態だった。


「......なんだい?店はやってないよ。」


 と、彼女は言った。とても綺麗な声だ。


「私達、カイという人にこちらのお店を(たず)ねろと言われて来たんです。」


 ミライが言うと。


「カイに?どこであったんだい?」




 ここまで来た経緯(けいい)を話すと、ギーナさんはそうか、見つけたのか......と、呟いた。

 ちなみにお風呂いただきました。ノアと一緒に入ったよ。女同士だからセーフだよね?ふにふにでした。


「事情はわかった。しかし、あんた......アリスか。本当にそっくりだね。あの子に。」


 と、ギーナさんは私の頬を撫でた。

 突然の事でびっくりしていると、隣にいた、いつもにこにこしてたノアが、冷たい目をして変態とボソッと私に言った。

 なんで?


「ふふふ......ごめんね、エルフの可愛い子。懐かしくてつい。」


 ギーナはごめんごめん。と、ノアの頭も優しく撫でた。


「あの、ギーナさん。こちらのお店は今日定休日なんですか?先ほどやってないと言ってましたが。」


「ああ、そうか。あんた達はこの街が今どういう状態か知らないのか。」


 どういう状態?お祭りの事かな?


「この街では、近い内に大規模な祭りがあってね。うちはその祭りへの参加を断って、営業停止なのさ。主催である財閥の息子のオーランドには、それが気にくわなかったんだろうね。」


「......?なんで、断ったんだ?」


「その祭りが、とんでもなく卑劣(ひれつ)で、非道(ひどう)だからさ。祭りの名は......」


殺戮王蔡(さつりくおうさい)


「この祭りは、街に奴隷や罪人を放ち、それを腕利きの、戦士や冒険者で狩るってものだ。

 狩った証に相手の首を切り落とす。首にはそれぞれポイントがついていて、それに応じた賞金が貰えるのさ。

 奴隷や罪人側はその参加者の首を集めると一定数で解放される。」


 話を聞いて全員ドン引いてた。

 お祭りて、殺しあい?ま、マジで。

 ネトゲの話し?皆でそう言うPVPをゲームでやりましょうとかそう言う話でなくて?


「アリス、私達って......どうなるのでしょう。」


 ミライは青ざめた顔で私の顔を見た。


「あの門番......説明なしに無料だからって、祭り参加者に登録してたのは祭りの内容がこれだったからか。」


 今まで無料といいつつ、アプリ入れていざやってみるとこれ課金せな満足に遊べないじゃん!ってゲームはたくさんしてきたけど......ここまで酷いのははじめてだ。


「登録されているなら、参加者になっているだろうね。参加者だと奴隷か罪人の首を集めないと、その後のお祭りでヤバいことになるよ。」


 そ、そのあと?


「ここの王族お抱えの、化け物級に強い聖騎士三人がポイントの足りない参加者を狩に出てくる。あ、ちなみに一人は加護持ち。」



(^_^;(^_^;(^_^;(^_^;)









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