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君の本質

それは、夏の盛りを迎えた大阪・西成での出来事だった。
小便と汗が混じりあった路地裏の匂いのなか、義手の男が少女の糞便を美術品のように見つめていた。
「……君の“本質”はここにある」
深山惇は、便器の底に沈むそれを銀製のスプーンで掬いあげながら、至福のように目を細める。
その背後に、凛子が裸で立っていた。眼だけが潤んでいる。
「先生……わたしの中、また……見て……」
それは愛か、狂気か。
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