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転生係長、異世界で魂の履歴書を読む

作者:嶌奈見
最新エピソード掲載日:2026/11/02
冥界の事務職、木野、三十歳。
仕事は、魂の「履歴書」を読んで、来世の行き先を決めること。八年間、一件の誤判定もなく、毎日三百件の申請書をさばいてきた。
そんなある日、上司に急かされて押した判子が、申請者と承認者の欄が逆に刷られた転生申請書だった。
承認のつもりで押した判子で、自分自身が異世界へ転生してしまう。
戻るには、取消印と監査への届出が要る。けれど部長は、自分の首が飛ぶのを恐れて、調べるふりしかしない。
異世界で木野に残ったのは、前世の仕事の力だけ。人の「才能の大きさ」が、頭の上の履歴書として見える。ただし、戦闘力はゼロ。

才能を見て、適材適所に置く。
それは、八年間、冥界で毎日やってきた仕事だ。
戦えない事務職が、余り者たちの才能を見つけて、居場所を作る。
笑って、泣いて、少し胸が熱くなる、異世界人事ファンタジー。
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