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追放貴族エルンストの受難~たぬきが聖剣を抜いてしまいました~

作者:あらまき
最新エピソード掲載日:2026/05/12
大都市ミストラウル。
そこはかつて勇者が振るったとされる聖剣が突き刺さり、真の勇者を選ぶ儀式『選定の儀』が行われる街。

名門貴族サヴァリオン家の一員であったエルンスト・クライヴは、そのミストラウルで生まれ育った。
未来を嘱望され、栄光の道を約束されたはずの男――しかし“ある出来事”により、彼は全てを失い、家門から追放される。

残されたのは、名誉も、地位も、そしてまともな評価もない現実。
さらに彼の頭の上には、なぜか一匹のたぬきが居座っていた。

やがて訪れる選定の儀。
街の誰もが儀式を形式だけの茶番だと嘲笑う中、エルンストもまた『勇者ではない』と突きつけられる――はずだった。

だが――聖剣は、動いた。

誰も動かなかったはずの聖剣が、なぜか転がっていた。
その傍らには、エルンストの頭の上に居座っていた一匹のたぬきが。

神の気まぐれか、それとも世界のバグか。
慌てたたぬきは聖剣をめちゃくちゃに転がし、岩場を破壊しながら周囲を騒然とさせていく。

そして気づけば、沈黙する街の人々と、壊れた儀式の中心に立つエルンスト。

――勇者でも英雄でもないはずの男が、“たぬきのせいで伝説を動かしてしまった”その瞬間から、物語は始まる。

これは勇者の物語ではない。
追放された貴族と、空気を読まないたぬきが引き起こす、勘違いと崩壊の三流喜劇である。


※複数サイトに掲載されています。
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