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眠りについたら、異世界で作りかけのRPGを修正することになった件

作者:シャフト
最新エピソード掲載日:2026/11/02
「……明日、病院に行こうかな」

午前二時のサーバールーム。サイバー攻撃の復旧を一人で見守りながら、本城小真(ほんじょう・しょうしん)は、ほんの五分だけ目を閉じた。

頼まれれば断れず、気づけば他人の仕事の後始末ばかりの毎日。疲れ果てた彼が目を覚ますと、そこは見知らぬ世界だった。

石畳の道、風車のある村、同じ場所をぎこちなく往復する村人たち。

どこか懐かしいその場所は――約25年前、一人の十四歳が作り始め、未完成のまま放り出したRPGの世界だった。

開かない宝箱。加入しない仲間。進まないイベント。矛盾だらけのストーリー。

それでも住人たちは、世界が未完成であることなど知らず、今日も当たり前の顔で暮らしている。
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