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遺品に嘘をつく鑑定人

作者:こやみ
最終エピソード掲載日:2026/09/17
壊れた金属に触れると、壊れる直前の十秒ほどの音が聞こえる。
十八歳のアサは、その生まれつきの特技で、古道具と遺品の相談を受け始めた。

水路の町で地図を描くミオが持ち込んだのは、四年前の工場火災で亡くなった姉の時計。
鐘と水音、途切れた声。仕事人として頼られたかったアサは、聞き取れなかった言葉を、聞き取れたと伝えてしまう。

時計に残った音と、舟の通った道。
修理店の父娘とともに調べるほど、あの日の記録と、アサの説明が食い違い始める。

死者の気持ちを言い当てることはできなくても、生きている人に返せるものはあるのか。

手仕事と食卓のある町を舞台に、ひとつの嘘から始まる謎解きと、それぞれの再出発を描くファンタジー。
01_折れた鍵
2026/09/08 20:55
02_言葉を足す
2026/09/08 20:58
04_扉を残す
2026/09/08 20:59
06_三つ打ち
2026/09/08 21:04
08_都合のよい道
2026/09/17 13:12
09_往復した人
2026/09/17 13:12
13_壁の向こう
2026/09/17 13:14
14_水際に立つ
2026/09/17 13:14
16_次の依頼
2026/09/17 13:15
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