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婚約破棄された夜、冷徹公爵の「眠るだけの契約妻」になりました 〜触れない約束なのに、毎晩同じベッドで溺愛されています〜

作者:藤原朝臣御神常陸介釋寛浩
最新エピソード掲載日:2026/07/16
七年間尽くした王太子から、

「君には女としての魅力がない」

そう告げられ、婚約破棄された二十三歳の侯爵令嬢リリアーヌ。

しかも王太子の新しい婚約者は、実の妹だった。

家族からも見捨てられ、雨の王都をひとり歩いていた彼女の前に現れたのは、この国でもっとも恐れられる冷徹公爵アレクシス。

彼はリリアーヌの手を掴むなり、突然言った。

「俺の妻になれ」

もちろん断った。

だが、アレクシスには誰にも言えない秘密があった。

彼は十年前から、

「運命の女性と肌が触れる距離で眠らなければ、少しずつ命を失う」

という奇妙な呪いに苦しめられていたのだ。

そして、その呪いを止められる唯一の女性こそ、リリアーヌだった。

こうして始まった、一年間限定の契約結婚。

条件は――毎晩、同じベッドで眠ること。

ただし、

「互いの許可なく、絶対に触れない」

はずだった。

なのに朝になれば抱き合っている。

雷の夜には手を握る。

悪夢を見れば胸元に顔を埋める。

酔えば、自分から彼に抱きついてしまう。

そして女性嫌いだったはずの冷徹公爵は、日に日にリリアーヌだけに甘くなっていき――。

「君に触れたい。だから毎晩、困っている」

触れてはいけない契約から始まる、婚約破棄令嬢と冷徹公爵の、じれじれ溺愛契約結婚ラブストーリー。

元婚約者が後悔しても、妹が泣いて取り戻そうとしても、もう遅い。

だって私は今、この国でもっとも恐ろしい公爵様に、誰より深く愛されているのだから。
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