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この作品には 〔ガールズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。

帝国の華 外伝 戦場の英雄、黒鷹――ヴィクトリア・フォン・アイゼンベルクの記録

作者:帝国の華
最新エピソード掲載日:2026/06/26
帝国軍戦略機動師団長、ヴィクトリア・フォン・アイゼンベルク大佐。

 のちに“帝国の黒鷹”と呼ばれる彼女は、国家戦略級術師として戦場に投入され、幾度となく帝国の危機を支えた。

 これは、その前日譚である。

 名門アイゼンベルク公爵家の娘として生まれたヴィクトリアは、帝立軍官学院に在籍しながら、すでに軍人としての道を歩み始めていた。

 家格、軍規、年次序列、候補生たちの視線。
 学院という閉じた秩序の中で、彼女はまだ若い候補生でありながら、周囲から明らかに異質な存在として見られていく。

 派手な勝利を求めない。
 撃破数に酔わない。
 必要以上に敵を追わない。
 通信を残し、損耗を抑え、任務達成に必要なものだけを切る。

 その判断は、候補生のものではなかった。
 だが、英雄のものでもなかった。

 帝国が後に“黒鷹”と呼ぶ兵器の輪郭は、すでにこの頃から静かに記録されていた。

 これは、若きヴィクトリア・フォン・アイゼンベルクが、帝国軍の中で何を見られ、何を恐れられ、何を期待されていったのかを描く外伝。

 未来の大佐。
 未来の師団長。
 未来の国家戦略級術師。

 その名が、まだ学院の記録用紙に収まっていた頃の物語。

※本作はオリジナルGLノベルプロジェクト『帝国の華』よりヴィクトリア・フォン・アイゼンベルク大佐の抜粋作品となりますが、恋愛要素は薄いと思われます。
※本作はカクヨムでも連載しています。
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