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外れスキル《強化》は、倒した魔物の特性を吸収する 〜同接三人の底辺探索者、銀座ダンジョン配信で成り上がる〜

作者:夕暮れ
最新エピソード掲載日:2026/08/12
世界に七つの巨大な穴――ダンジョンが現れてから十年以上。

アメリカ、ブラジル、日本、中国、ドイツ、南アフリカ共和国、アラブ首長国連邦。
それぞれに一つずつ現れた穴から魔物が溢れ、人類は一度、大きな被害を受けた。

だが、魔物を倒した者は魔力を吸収し、最初の一体を倒した時にスキルを得る。
人類はその力で魔物を押し返し、やがてダンジョン探索は一大産業となった。

日本唯一のダンジョンは、東京・銀座にある。

銀座ダンジョン第一層で日銭を稼ぐ底辺探索者、朝倉蓮司。
彼のスキルは《強化》。

説明はただ一つ。

敵を倒すほど強くなる。

しかし、この世界では魔物を倒せば誰でも成長する。
そのため《強化》は「そんなの全員そうだろ」と笑われ、実質スキルなしの外れ扱いを受けていた。

同接三人。
登録者も少ない。
第一層の雑魚魔物にも手間取る。

そんな蓮司の日常は、ある日の配信中に崩れ始める。

第二層から逃げてきた探索者。
瀕死のまま第一層へ上がってきた格上の魔物。
逃げ場を失った蓮司は、最後の保険だった魔法道具で魔物にトドメを刺す。

その瞬間、視界に今まで見たことのない文字が浮かんだ。

岩皮猿の特性を吸収しました。
筋力が上昇しました。
耐久が上昇しました。
打撃耐性が上昇しました。

外れだと思われていた《強化》の正体。
それは、倒した魔物の特性を少しずつ自分に取り込む成長スキルだった。

底辺探索者だった蓮司は、配信を通して少しずつ注目されていく。

これは、誰にも期待されなかった外れスキル持ちが、銀座ダンジョンの底辺から成り上がっていく物語。
カクヨムにも投稿してます。
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