みそびっちょ　じょけじょけ

「封印されし言葉を人が選ぶのではない。封印されし言葉が人を選ぶのじゃ」。
　同級生とともに異世界に召喚された高校生の永津真天(ながつ・まそら)は、仲間との冒険探索の途中で命を落としかける。しかしそのとき「封印されし言葉」を〝偶然〟手に入れ、死を免れる。
　――カマドウマ。
　「封印されし言葉」によって強大な力を得た永津真天は、何者にも干渉されないために、新たな仲間たちと大胆な行動を起こす。
「俺はナガツマソラ。歓迎するつもりなんてないけど、向かってくるなら相手をするよ。ようこそ〝こっち〟側へ」。
　世界は彼の出現によってそれまでの平衡を失い、予期せぬ事態へと動き出す。