表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

橋の上の代書屋 〜没落令嬢と百年消された名〜

作者:パレルモ
最終エピソード掲載日:2026/05/24
没落貴族令嬢アンネロッテ・フォン・メランは、町の中央に架かる聖マルタ橋が、かつて自分の家によって築かれたものだと信じていた。

だが町の記録では、その橋は「市民の篤志によって築かれた公共の橋」とされ、今では市参事会が通行税を管理している。
アンネロッテに残されたものは、古びた屋敷と、祖母の言葉と、橋の欄干にかすかに残るメラン家の紋章だけだった。

彼女が頼ったのは、聖マルタ橋のたもとで代書屋をしている男、エルマー・クラウゼ。
元市法院書記官補でありながら、性格の悪さと口の悪さで職を追われた、落ちぶれた文書屋である。

「誇りは証拠にならない。裁判所の机に置けば、紙より軽い」

そう切り捨てたエルマーだったが、欄干の紋章、切り取られた寄進帳、不自然な通行税台帳、そして偽造疑惑のある確認文書を前に、少しずつ町の美談の裏側へ踏み込んでいく。

橋は本当に、市民の善意で築かれたのか。
メラン家の名は、なぜ記録から消されたのか。
そして、百年続いた嘘を暴くことは、今その橋で暮らす人々を傷つけることになるのか。

これは、性格最悪の代書屋と、名を奪われた没落令嬢が、橋一本に刻まれた百年の嘘を暴く物語。
第1話 橋のたもとの代書屋
2026/05/18 19:31
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ