Pacta sunt servanda ――陸奥宗光になる君と、国際法の言の葉を――
最新エピソード掲載日:2026/10/22
目覚めると、私は幕末にいた。
国際法を学んだものの、就活には苦戦していた。自分は何を学んできたのか。それを生かす場所も見つけられずにいた私にとって、開国したばかりの幕末は、あまりにも都合よく見えた。
転生なのか憑依なのか知らないが、もしこれをやった何者かがいるなら、少しくらい感謝してもいい。
いや、かなり感謝してもいい。
神様か。
神様なのか。
誰だか知らないけど。
神様、愛してる!
そして、すぐにわかった。
ニーチェは正しい。神は死んだ。
――――崩し字が読めませんでした。
捨てる神あれば拾う神あり。そんな私に、文字を教えてくれる少年が現れた。
伊達小二郎。私が入り込んだ身体の、幼馴染だという。顔はきれいだが、気は短い。私が誰なのかを問い詰めるのは分かるけれど、答えに困ったからといって、刀に手をかけるのはやめてほしい。
どうにか話をつけて、文字を教わる代わりに、私は国際法を教えることになった。
これは、私の小二郎と幕末で交わした、――私だけのPacta(約束)の物語。
CapitulumⅠ Pacta sunt servanda――気づいたら幕末の少年に国際法を教えることになりまして――
Praeambulum Ratio legis / Iuris tantum
2026/09/09 19:10
(改)
Articulus I Alter ego お前、だれや?
2026/09/09 19:30
(改)
Articulus Ⅱ Lacuna 一平太は、どこ行った
2026/09/09 20:10
(改)
Articulus Ⅲ Pacta sunt servanda 約束は守れ
2026/09/09 20:30
(改)
Articulus Ⅳ Consuetudo pro lege servatur みんなやっとりゃ、そりゃ法なんか?
2026/09/10 21:10
(改)
Articulus Ⅴ Audi alteram partem 怖がりやったで。
2026/09/11 21:10
(改)
Articulus Ⅵ Ab extra ただの世間でございます
2026/09/12 21:10
(改)
Addendum 与阿国再会、論一平太之事 ―変わったもの―
2026/09/17 21:10
Articulus Ⅶ Bona fides 待たんで済んだやろ
2026/09/24 21:10
(改)
Articulus Ⅷ Renovatio pacti また約束や。
2026/10/01 20:10
補講 国際法って何なの?
Supplementum 国際法ってなんなの?―― 条約、慣習国際法――
2026/10/05 20:10
CapitulumⅡ Inter absentes――離れた君へ、言の葉を重ねて――
第一條 論書中之言 ――顔が見えないものですから。
2026/10/08 20:10
第二條 論面目保持之事――お礼は、ちゃんと言いました。
2026/10/15 20:10
第三條 論労苦既畢之事――お仕事で、参ります。
2026/10/22 20:10