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何者にもなれなかった僕たちへ ――勇者、ニートの章――

作者:藍川ユイ
最終エピソード掲載日:2026/05/19
幼い頃、才能を認められた僕は首都の英雄養成機関へと推薦入学した。

数年後。
勇者は見事魔王を倒した。
一方僕はニートになっていた。


 勇者を志し首都へ来た少年ニトは親友のユシンが勇者に任命されたことを期に引きこもりになった。
 魔王が倒されて一年、ニトは功績を求めて劣等感を抱く仲間とパーティーを組み魔の気配のする場所へでかけた。そこでニトたちは謎の石板を見つける。誰が触っても動かなかった石板をニトは持ち上げてしまう。その下には黒い穴が空いていた。そして目を離した一瞬の隙に石板は消えてしまう。気味が悪くなりニト達は森から逃げ帰った。
 翌日、魔王討伐後に消えたはずの魔物、アンデッドが見つかり魔の境界が再び開いたのではないかと問題になる。ニトたちはあの穴が原因なのではないかと再び森へ。しかし石板は見つからず穴を封じることもできない。自分たちの手に負えないと判断したニトたちは事件を無視することに決める。
 しかし、頼みの綱のユシンを現場に連れて行った時、とんでもない事実が発覚する――。
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