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何者にもなれなかった僕たちへ ――勇者、ニートの章――  作者: 藍川ユイ


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幕間 あるチャットにて

 ▽天才魔術師黒猫:ニト、アカウント消したな。これで本当にニトと連絡取れるのはエラだけになったな。


 ▽へらへら:そうですね。まあ予想はしてましたが。


 ▽天才魔術師黒猫:なあ、ニトからなにか連絡来たか?


 ▽へらへら:来てないですね。


 ▽Kura☆友達募集中:もうさ、アタシたちだけでいいんじゃないか? 早く解決させた方がいいに決まってる。


 ▽天才魔術師黒猫:そうだな。エラ、明日でいいか?


 ▽へらへら:みなさんは本当に神託の勇者ユシンに話せば解決するとお思いですか?


 ▽天才魔術師黒猫:は?


 ▽Kura☆友達募集中:どういう意味だ?


 ▽へらへら:おそらく、ユシンに話しただけでは解決しません。


 ▽天才魔術師黒猫:例の干渉できないってやつか?


 ▽へらへら:それもあります。しかしそれだけではありません。


 ▽天才魔術師黒猫:じゃあなんだよ? まさか光魔法じゃなくてニトじゃないとだめだとでも言う気かよ?


 ▽へらへら:腐っても彼は〈勇者〉です。〈勇者〉であろうとする者です。


 ▽へらへら:これは、彼の始めた物語ですから。


 少しの間が空いた。


 ▽へらへら:とにかく私はニト君を待ちます。首都は私が守ります。

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