表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

『声継ぎ』シリーズ

声継ぎ

作者:篇乃綴り堂
最終エピソード掲載日:2026/08/01
丘と入り江の国グレンモア。石壁の畑が丘を這い、湿った風が谷ごとに違う歌を歌う土地。統治は氏族長たちの寄り合いに委ねられ、王も皇帝もいない。

この世界では、文字は聖堂と商家と書役のもの。市井の人々の便りは、文字ではなく声が運ぶ。

声継ぎ――声を掌ほどの器に封じ、峠を越え、入り江を渡り、遠くの宛先まで運んで開ける職業である。祝いの声、詫びの声、間に合わないかもしれない遺言。読み書きできない人々の想いは、器に封じられて旅をする。声継ぎは組合に属し、その掟は単純で古い。

一、預かった声は、必ず届ける。
二、届けの前に、器を開けない。
三、届けで聞いた声は、他言しない。

***

「誰もが知っている、けれど誰も深くは考えない事柄」

1. 声がなぜ器に封じられるのか、仕組みは誰も知らない。封じ・開けができるのは声継ぎだけで、声継ぎになれる者となれない者の差も、分かっていない。
2. 器の声は一度開けば消える。文字と違って、写しが取れない――誰もが知っていて、誰も理由を考えない。
3. 組合の奥には「届けられなかった声」の棚がある。宛先に辿り着けなかった器を捨てることは固く禁じられているが、その理由は伝わっていない。
第一部 独り立ちの春
第二話 受け手のない詫び
2026/08/01 00:19
第二部 聞くべき耳
第三部 いつかの声継ぎへ
第十五話 声継ぎ
2026/08/01 00:40
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ