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異世界に必要なのは行政でした ~元・役場の離島移住促進担当、勇者も魔王も受け入れます。チートなし異世界内政/開拓スローライフ〜

作者:nanananaca
最新エピソード掲載日:2026/07/22
元・役場職員の佐藤拓海は、ある日突然、霧に包まれた異世界の孤島(灯り島)へ転移した。

そこで与えられた能力は、チートでも魔法でも戦闘能力でもない。

人々の困りごとを分析し、必要な支援や暮らしの形を導き出す力——行政スキル《移住促進リンク》で大開拓。

島へ最初に流れ着いたのは、勇者としての役目を終え、帰る場所を失った少女だった。

続いて現れるのは、追われるドラゴン親子、居場所をなくした獣人、魔物やモンスター、役割を奪われた賢者、そして世界に恐れられた存在たち。

かつて彼らは、勇者や魔王、英雄、怪物と呼ばれていた。

しかし、この島で必要なのは過去の肩書きや役割ではない。

必要なのは、
「何に困っているのか」
「これからどう暮らしたいのか」
ただ、それだけ。

拓海は前職で培った移住相談、空き家活用、生活支援、地域計画、仕事のマッチングと、行政スキル《移住促進リンク》を使い、戦うためではなく暮らすための島を少しずつ作っていく。

ただし、拓海は単なる一般人で行政スキルも万能の力ではない。

何もない場所から資源を生み出すことも、望んだ仕事や暮らしを与えることもできない。

できるのは、そこにある人・物・場所・制度を整理し、最適な形で繋ぐことだけ。

だからこそ、必要なのは魔法よりも、住民と向き合うことだった。

だが、住民が増えるほど、島は多文化共生社会&ファンタジー世界の多種族共生社会として、新たな課題が生まれていく。

医療は足りるのか。
政治はどうするのか。
教育はどうするのか。
治安をどう守るのか。
異なる種族が共に暮らすためには何が必要なのか。

これは、元・離島移住促進担当が、行政という誰も戦ったことのない力で、異世界に『帰れる場所』を作る物語。
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