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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

ペパーミントシェイクス/BarWhisper

作者:kanaeihi
最新エピソード掲載日:2026/10/21
命を張るのは得意だ。うまく生きるのは、苦手だ。

『ペパーミントシェイクス/BarWhisper』

午前零時を過ぎると、バー〈Whisper〉には仕事を待つ顔が揃う。

氷室京持。薄汚れた黒いコートの下に拳銃を二丁。借金返済の付き添いから、危ない荷物の回収、殺し屋の護衛まで引き受ける男。
通り名は、ミスターペパーミント。
酒に弱く、女にも弱い。

まずは、冷たいペパーミントシェイクを一杯。
仕事があれば、それで出る。
なければ三杯。あとは帰って寝る。

同じカウンターには、アイリッシュコーヒーを飲む死神と、シンガポール・スリングを好む緋牡丹。奥の席では教授が本を読み、マスターはグラスを磨いている。

殴られた口に血の味が残る夜も、仕事を終えれば腹は減る。
カリカリのベーコン。冷たい梨。もう一杯の酒。
やがて、隣にいる女と翌日の飯を約束するようになる。

酒と仕事と、身体に残る夜を描く、全二十七話のハードボイルド。
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