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婚約破棄された私が死に戻りしたら、なぜか世界崩壊を回避する"唯一の鍵"でした ~今さら泣いて縋られても、もう運命はあなたに渡しません~

作者:カルラ
最終エピソード掲載日:2026/05/28
卒業舞踏会の夜、婚約者である第一王子エドガーに断罪された。
根拠のない罪を着せられ、大勢の前で婚約を破棄される。
それだけでも十分すぎるほどの屈辱だったのに、その夜、城は崩れ、黒い魔物が溢れ出し、私は死んだ。
気づけば、一週間前に戻っていた。
最初は夢だと思った。
二度目は偶然だと思った。
しかし何度繰り返しても、婚約破棄は起き、世界は終わり、私は死に続けた。
――これは偶然ではない。
誰かが仕組んでいる。
そしてどういうわけか、この世界を終わらせないために動けるのは、私だけらしい。
ループを重ねるごとに真実が見えてきた。
婚約破棄は、古代の世界崩壊術式を起動させるための儀式だった。
王太子は操られていた。
彼が溺愛する平民少女リリィは、人の愛情を糧に世界へ侵食する「古代災厄」だった。
そして私の絶望こそが、その術式の核だった。
唯一の味方は、「氷血公爵」と呼ばれる冷徹な男、ルシアン・ヴァルフォード。
感情を持たないと噂される彼は、なぜかループのたびに私の変化を感じ取り、初めて出会った顔で「君は何回目だ」と問いかけてくる。
九回死んで、九回戻って、それでも諦めなかった令嬢と、孤独に異変を追い続けた公爵が組んだ時、ようやく世界の真実に手が届く。
しかし核を断ち切る代償は、私自身の存在が世界から消えることだった。
「君がいない世界など、いらない」
感情を持たないはずの彼が、初めて声を震わせた。
泣いて縋るのが遅すぎた婚約者への痛烈な逆転劇あり。
ループを重ねるごとに深まる溺愛あり。
世界の謎と陰謀を解き明かすサスペンスあり。
そして、何度死んでも諦めなかった少女が手にする、たった一度の幸せな未来あり。
やり直しはもう、いらない。
これが私の、本物の人生だ。

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