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オール5の落ちこぼれとクビにされたけど、俺のスキルは"好きなだけ極振り"できるらしい 〜表示は最弱、中身は無双。誰も俺が"名無しの怪物"だと気づかない〜

作者:りおりお
最新エピソード掲載日:2026/07/31
 ステータス【オール5】。この国で最弱の判定を下された俺は、婚約者の聖女に婚約を破棄され、国立能力者養成校を「ゴミ虫」と嗤われて追放された。

 ――だが、誰も知らない。

 俺のスキル『能力再分配(ステータス・アロケーター)』は、全ステータスのポイントを、好きな一点へ好きなだけ"極振り"できる。避けるならAGIに全部。殴るならSTRに全部。表向きの数字は、どんな測定器で覗いてもオール5のまま。看板は最弱、中身は無双。しかも、その偽装は誰にも見破れない。

 最弱を装ったまま、格上のダンジョンを素手の掌底で蹂躙し、レベルは青天井。気づけば世界中が、正体不明の規格外を"名無しの怪物(ネームレス・モンスター)"と呼んで大騒ぎしていた。

 もっとも当の本人は、そんなことは露知らず。今日も安宿でポテチを片手に、「次はどのダンジョンで美味い飯を狙おうか」と、実にのんきなものである。

 俺を捨てた元婚約者の聖女は、正体も知らず"名無しの怪物"に恋い焦がれ。俺を追放した教師は、その正体を血眼で探し回る。剣を握る和風の剣姫も、天才ハッカーの少女も、みな一様に、この"最弱の怪物"へと引き寄せられていく。

 ――正体がバレる、その日まで。

 最弱と嗤われた落ちこぼれの、痛快なりあがり無双ファンタジー、開幕。
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