槿鳥伝　実際は婚約解消のために封印しました

槿鳥伝(むくげちょうでん)とひっそりと伝えられる話があった。
宮に古くに封じられていたクィ(鬼)が復活した。
男嫌いになり近寄られることを極度に嫌う宮主の娘カンムと美しい自分の容姿を気にして引きこもっていた羽家の二男ユジン。
再び復活したクィを封印するには最初に封印をしたとされる
生まれながらに封じる力をもつ槿(むくげ)の印をもつ宮主の娘カンムの力が必要だった。
だが鳥の印をもつ羽家ユジンのタングンの力なしでは完全には封じられないということも伝えられていた。
宮中から侍女が消え町でも人さらいがおきはじめる。
クィ(鬼)を封印できるのはファンヌンの力を受け継いだ証をもつ宮主の娘カンムのはずだが、封印するには鳥の痣を持つ子ユジンが必要だった。
宮主しか持てない腕輪がないとクィは倒せないためカンムが引き継ぐのには婚約という条件があるため仮の婚約をする。
二人が引き合わされた。
一時でも男と一緒にいることに耐えられないカンムは婚約解消のために逃げたクィ(鬼)を封印をすることを決めて探しにいくなかでユジンになぜか心が惹かれていく。