英雄と呼ばれる最強魔法師

　21世紀半ば、国際連合は地球温暖化抑制のため新たな動力源を探していた。そして、研究の末に開発された技術が「魔法」だった。魔法のおかげで、世界中の人々の生活はよい方向へと向かうはずだった。

　魔法が使われるようになって10年が経った頃、とある武装集団が超爆裂型魔法を使って国を一つ吹き飛ばす大事件が起こった。この事件の余波は周辺諸国から飛び火を繰り返し、事件の半年後日本も世界大戦に巻き込まれていく。日本政府は実験を重ね、魔法師や魔獣の開発に取り組んでその戦力を戦地に送り込むのだった。
主人公カイの父親も魔法の才能があったことから開戦後、すぐに招集された。

国内では、魔法戦闘部隊(通称MFA)が創設された。
MFAの仕事領域は広く、国内の魔獣の駆除、他国の魔法師の牽制、国内の治安維持などがある。

主人公の黒川カイは病弱になった母、中学生の妹の生活を支えるため、魔法戦闘部隊(通称MFA）入隊する。そこで知り合った仲間たちと切磋琢磨して実力をあげていく。遠征や他国の魔法師との交戦などを経験していく。日本、世界でカイは徐々に魔法師としての名誉、地位を上げていく。そのなかで死んだと知らされた自分の父親が生きており、父親がどんな存在なのかを明らかにしていく。