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魔物観察(2)
生徒の中には今日初めて魔物を見る者も少なくなく、教室は彼生徒たちの声で騒がしくなる。
「それじゃあ説明していくから静かにしろ」
葛城はそう嗜めると俺たちから見て一番右端に見える檻に手を置いた。
「まずは、――」
「「「先生っ!?」」」
葛城が解説をしようとしたところで、複数の生徒の声があがった。
「いきなり大声で叫ぶな。それでどうした?」
すると声をあげた生徒の一人が手を控えめに上げながら言った。
「私たちもその先生が元A級で強い魔法師なのは知っていますが、いくら何でも、素手で触るのは無防備すぎませんか?」
「ああ、お前たちはまだ魔力遮断装置を知らないのか。それならちょうどいい。こういうのは、この装置の開発者に説明してもらうのが一番いいだろう。黄瀬、少し頼めるか?」
「はい、分かりました。ではまずこの装置にどういった術式が備え付けられていて、どういった仕組みで魔物を閉じ込めておけるのかを説明しますね」
こうして若干15歳にして魔法研究の第一人者の一人とも言われている逸材、黄瀬ハヤテによる説明が始まった。
長らく時間が空いてしまい、申し訳ありませんでした。
これからも私情により、更新が不定期になると思われますが、これからもぜひ作品をお楽しみください。




